「奴隷の哲学者」の驚きの名言の数々から、人生の真理を学ぶ
人間関係、不遇な環境、子育て、病気、格差……時代を超えて多くの人々の「悩み」を解消し、人生の指針となり続けた古代哲学者エピクテトス。彼が追求した、人生を「よりよく生きる」ための思考法を、彼の残した約30の言葉から読み解く。そこからは、日々の悩みを解消するヒント、人生を見つめ直すきっかけが得られるはずです。
漫画とともにわかりやすく解説
漫画とともに、エピクテトスの思考法をわかりやすく解説。哲学に馴染みのない人でも、エピクテトスの追求した生き方・考え方がスッキリ理解できます。
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奴隷が奴隷でありながら、いかに真の自由を手にするか――。
異色の古代哲学者エピクテトスから学ぶ、
不惑の生き方、考え方!
マルクス・アウレリウス、ニーチェ、アラン、パスカル、夏目漱石、など、
古今東西、様々な立場の違いや時代を超えて、
多くの人々に影響を与え続けた「エピクテトス」。
彼は、真の自由を得るために、
・「我々次第であるもの(自分がコントロールできるもの)」
・「我々次第でないもの(コントロールできないもの)」
の境界を明確に定め、
認識、欲求、人間関係の見方を正すことを説きました。
本書では、彼の残した言葉から
その思想を読み解き、漫画とともにわかりやすく解説。
◆感情に振り回されないためにはどうすべきか
◆人間関係に思い悩まないための考え方とは
◆自らの境遇をどう捉え、どう生き抜くか
◆真の意味で「自由に生きる」とはどういうことか
その思想からは、人生の節々で感じる「生きづらさ」を解消するヒントが学べます。
そして、自分の人生について改めて考え直すきっかけともなるはずです。
【本書の目次】
第1部 認識を正す――「我々次第であるもの」とは何か
第2部 感情の奴隷から脱する
第3部 人間関係のしがらみから自由になる
第4部 真に成長し、よく生きる
荻野弘之[オギノヒロユキ]
上智大学文学部哲学科教授。1957年東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程中退。東京大学教養学部助手、東京女子大学助教授を経て99年より現職。2016年放送大学客員教授。西洋古代哲学、教父哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)