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資本主義の「すきま」を埋める倫理学
この資本主義社会で「お金で買えないもの=贈与」が果たしている役割とは何か? ウィトゲンシュタインを軸に、人間と社会の意外な本質をみずみずしく平易な文体で驚くほどクリアに説き起こす。新時代の哲学者、鮮烈なデビュー作!
第29回山本七平賞 奨励賞受賞作。
《目次》
第1章 What Money Can't Buy――「お金で買えないもの」の正体
第2章 ギブ&テイクの限界点
第3章 贈与が「呪い」になるとき
第4章 サンタクロースの正体
第5章 僕らは言語ゲームを生きている
第6章 「常識を疑え」を疑え
第7章 世界と出会い直すための「逸脱的思考」
第8章 アンサング・ヒーローが支える日常
第9章 贈与のメッセンジャー
《著者》 近内 悠太
1985年神奈川県生まれ。教育者。哲学研究者。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。『世界は贈与でできている』(NewsPicksパブリッシング刊)がデビュー著作となる。